ねえ、パンケーキマン、トランス脂肪酸って危険なの？
パンケーキマンは調べました。健康には誰だって気になるものね（笑）
（前回と同じ、出だしです。ハイ、すみません。突っ込まないでね！）
では、早速、授業開始です♪ 日直さん！
起立、礼、着席
いきなりですが、結論から(^^)/
＜結論＞
健康への因果関係は、まだまだ未解明です。
ただし、1日の摂取量の目安以下にすれば、健康への悪影響は少ないとされています。
大半の日本人は、気にしなくて良いレベルのようです。
日本人の一部の人は、WHOの定める摂取量を上回っていて、その方々は注意が必要です。
『農林水産省では、健やかな食生活を送るためには、トランス脂肪酸という食品中の一成分だけに着目するのではなく、現状において日本人がとりすぎの傾向にあり、生活習慣病のリスクを高めることが指摘されている脂質そのものや塩分を控えることを優先すべきと考えています。 』
※農林水産省の説明文より抜粋
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/index.html#8
＜1日の摂取量の目安＞
『国際機関が生活習慣病の予防のために開催した専門家会合（食事、栄養及び慢性疾患予防に関するWHO/FAO合同専門家会合）は、食品からとる総脂肪、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸等の目標値を2003年に公表しました。
その中で、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしています。日本人が一日に消費するエネルギーは平均で約1,900 kcalですので、平均的な活動量の場合には一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当します。』
※以下より、抜粋
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/trans_fat/t_wakaru/index.html
＜体に悪い影響＞
判明していること：善玉コレステロールを減少させ、悪玉コレステロールを増加させるなど、健康への悪影響が高まるとみられています。
＜含まれている食品＞
マーガリン
ショートニング
ビスケット類
ケーキ
スナック菓子
マヨネーズ
クリーム
などなど、沢山あります。。。
気になる方は、以下のページもご覧下さい。
http://www.fsc.go.jp/sonota/trans_fat/iinkai422_trans-sibosan_qa.pdf
＜各企業は、含有量を公表しているのか？＞
している企業としていない企業があります。
例えば、ミスタードーナッツのダスキン社では、ドーナツのトランス脂肪酸の含有量を減少させる取り組みをしています。
企業の対策状況をヒアリングしている”かっちぃ さん”のブログです。
トランス脂肪酸は、栄養分としては、全く不要です。
が、トランス脂肪酸は脂質に含まれています。
脂質は一定量は、栄養分として必要です。
食事は、脂肪（脂質）が多いものを偏って、食べるのではなく、バランスよく食べることが一番ですね！
という、一般的な結論になりますwww
では、本日の勉強の時間は、以上で おわり です。
はい、起立！ 礼！ さいなら！ (笑)
★★★2015年6月USA禁止発表 追記★☆★☆★
アメリカからトランス脂肪酸について新たなニュースが入ってきました。
FDA（米国の食品医薬品局）はトランス脂肪酸の食品添加禁止を決定。
2018年6月～原則禁止
FDAはトランス脂肪酸が心臓疾患のリスクを高めると結論づけ食用には安全でないとの結論を下したと言えます。
一方、日本国内においては、食品添加物としてトランス脂肪酸を含有表示すら行っていません。
表示をする方向の議論はここ数年していますが。。。
現在は消費者庁が平成23年に示した指針を公開した段階です。
この”指針”とは食品表示の強制ではありません。
食品メーカーが任意で食品表示にトランス脂肪酸を掲載する場合にこのように開示（記述及び説明）しましょうという類のものです。
具体的な内容に興味のある方は、消費者庁の『トランス脂肪酸に関する情報』を参照ください。
なかなか難しい問題ですが、食品表示の義務化は早急に行って頂きたいとパンケーキマンは考えます。
表示があれば後は消費者自身が自己責任で判断できます。
食べるかどうか、また自分の摂取量に問題が無いのかどうかは食べる人が決めればいいことです。
店頭売りの食品のみでなく、飲食店で提供されるメニューについても強制表示をお願いしたいです。
理由はトランス脂肪酸は脂質の種類中でも体にとって悪い類の脂質であると思っていいレベルに来たと考えています。
皆さんはどう思われますでしょうか？(@_@。
